デビットカードの仕組みやメリットについて

クレジットカードが日本中に広がった現在でも、クレジットカードを持たないという人が1割近く存在しますし、カードを持っている人でもネット通販や公共料金の支払いなど必要最低限の場面でしか使わないという学生や大学生は結構います。

その理由は「借金は嫌だ」という人や「現金じゃないと管理ができない」「作る機会があまりない」とさまざまですが、そういったクレジットを嫌う方にお勧めなのがデビットカードです。

 

デビットカードとは

デビットカードとは「銀行口座と紐づけされた決済専用カード」の事を言います。

クレジットカードも多くの場合、銀行口座に紐づけされているわけですがデビットカードは後払い式のクレジットカードと違い「即時払い」方式をとります。そのため基本的には口座に残高がなければ支払うことができません。

ただ一部の会社では残高が足らない場合、自動的に少額の融資を行うことでクレジットカードとほぼ同じ感覚で使うことができるカードも提供しています。

デビットカードはクレジットカードを発行するカード会社よりも銀行が発行していることが多いです。ですからデビットカードのみの決済専用カードよりも銀行のキャッシュカードの追加機能としてデビットカードを提供している会社が多い傾向があります。

因みにクレジットカードは後払い、デビットカードは基本即時払い、前払い式のカードの事を「プリペイドカード」と呼びます。

これはあらかじめ現金などをチャージしておく必要があるもので、おそらく一番有名な物は図書カードでしょう。

最近ではクレジットカードと同じ決済システムを使う事で利便性をあげ、クレジットカードの代用品としてプリペイドやデビットに力を入れる会社が増えています。

 

デビットカードの仕組み

 

デビットカードの仕組みはクレジットカードと同じような物です。

利用者はクレジットカードと同じ感覚で買い物を行い、店からサービスや商品を受け取ります。

クレジットカードの場合、この商品代金は一旦カード会社が建て替えを行い後日利用者に対して一月分まとめて請求が行われます。

デビットカードは利用した場面でそのまま決済を行い、銀行口座から代金を引き落とします。

そしてすぐに取引銀行の口座から利用代金が引き落とされるという訳です。

ですから基本的にはもし口座に商品代金がなければ決済ができないので引き落とすことができません。

ただし一部のデビットカードは、足りない場合はあらかじめ決められた限度額内で融資を行うサービスがあります。

これは俗にいう「キャッシング」と同じものであらかじめ審査を受けておく必要があります。

ですから、審査結果によってはデビットカードの発行を断られる可能性がでてきます。

またそういった融資サービスがないデビットカードでも決済の都合で預金額を超える決済が行われる可能性があります。

ただ基本的には利用者が返済できないという事はありませんからデビットカードは審査がない、もしくはクレジットカードよりも緩めの審査が行われることが多いようです。

 

デビットカードのメリット

デビットカードのメリットは「現金を利用しない決済」「キャッシュカードで引き落とす手間を省ける」「預金限度額内のみなので使いすぎることがない」の3つです。

デビットカードを使えば現金を持ち歩く必要がありません。ただこれはクレジットカードや電子マネーなども同じメリットがあるのでそこまで大きなメリットという訳ではありません。

デビットカードはキャッシュカードと同一という事が多いので、手元にお金がない場合でもわざわざコンビニのATMに行く、携帯で電子マネーにチャージを行うといった手間が必要ありません。

最後の預金限度額内での利用ですが、クレジットカードは後払い式なので意識して使わないと支払い不能になってしまうというリスクがあります。

デビットカードは原則預金から即時引き落としなので使いすぎるリスクがないわけです。また子供に持たせる場合なども便利です。

全体的に見ると現金と比べると使い勝手がよく、プリペイド式や電子マネーのようにチャージをする手間が省けるのがメリットと言えます。

 

デビットカードのデメリット

デビットカードのデメリットという物はありませんが、「メリットが少ない」という難点があります。

上に3つのメリットをあげましたが、現金を利用しない決済はデビットカード以外にもクレジットカードや電子マネー、プリペイドカードなどが存在します。

コンビニのATMで引き落とす手間を省く、というのはクレジットカードも同じメリットがありますし、今どきはコンビニATMも多いのでそこまで困る場面というのが実際見当たりません。

電子マネーやプリペイドカードよりは便利ですが、今どきはスマホやコンビニで手軽にチャージができるというカードも多いのでそこまで大きなメリットとは言えないのです。

預金額以上の決済を行わないので現金管理が簡単というのもメリットではありますが、それならばあらかじめ限度額を決めておけて審査が基本的にないプリペイドカードの方が便利と言えます。

そもそもデビットカードはカード社会の欧米でカードが持てない、カードを持つつもりがない人間がよく使っている物です。

日本ではクレジットカードがなくても現金決済で十分ですし、デビットカードより先に各種電子マネーが発達しているのでデビットカードだからという魅力が乏しいのが現状なのです。

ですから「現金の代わり」の決済方法、としては十分実用的ですが「デビットカードだからという魅力に欠けているのが現状なのです。

 

クレジットカードと比較して

最後に一部上に書いたものと重なる部分はありますが、クレジットカードと比較してみます。

まず一番大きな違いとしてデビットカードは即時決済、クレジットカードは後払いという事があります。

ですからデビットカードは入会の際に審査がない、もしくはクレジットカードよりは厳しくない傾向があるとされます。

次に利用限度額ですがクレジットカードは審査の際に決められた利用限度額、デビットカードは預金額となります。ただし一部のデビットカードには預金額以上の利用の場合、自動的に融資を行うサービスも存在します。

次にクレジットカードを使う時に重要視される「優待、特典」ですがこれはクレジットカードの方が圧倒的に上です。

デビットカードでもクレジットカードと同じようにポイントサービスがついている場合がありますが、還元率はクレジットカードの方が上ですし保険や優待などは殆どのデビットカードについていません。

たまに「デビットカードとクレジットカード」と言った形で比較されることがありますが、デビットカードはどちらかというと「キャッシュカードの追加サービス」に近く、クレジットカードとは全く違う物と理解したほうがいいでしょう。

 

まとめ

デビットカードは現金を使わない決済方法の一種で、クレジットカードと違い即時決済ができるのが大きな特徴となっています。

クレジットカードと比較すると様々な面でデメリットが目立ちますが「現金を使わない決済方法」としては電子マネーやプリペイドカードなどと並び十分実用的なサービスと言えるでしょう。

ですから「クレジットカードの代わり」として使えますが、それよりも「現金を使わない決済サービスの一種」という全く別の物と考えて、電子マネーやプリペイドカードと比較して使いやすい方を選ぶことをお勧めします。

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